越境ECの配送方法:小包 vs 輸送業者選びのポイントとは?
越境ECの成功を左右する要素は数多くありますが、「配送方法の選定」はその中でも売上と顧客満足に直結する極めて重要な要素です。とくに、国際小包(パーセル便)にするのか、民間の輸送業者(クーリエ)を使うのかという選択は、コスト・リードタイム・信頼性など複数の観点から判断する必要があります。 本記事では、越境EC事業者が知っておくべき「配送方法の違い」と「選定のポイント」について解説します。 配送方法の選択肢とは? 越境ECで主に使われる配送方法は、大きく以下の2種類に分けられます。 1. 国際小包(パーセル便) 2. 民間輸送業者(クーリエ) 国際小包(パーセル便)の特徴と活用シーン ✅ メリット: ❌ デメリット: 📦 向いている商品: 民間輸送業者(クーリエ)の特徴と活用シーン ✅ メリット: ❌ デメリット: 🚚 向いている商品: 配送業者選びのチェックポイント 配送手段を選ぶ際は、次のポイントをチェックしましょう: 項目 質問の例 小包 クーリエ コスト 単価が安い商品か?利益率は保てるか? ◎ △ スピード 顧客が即納を期待しているか? △ ◎ 信頼性 紛失・遅延が許されるか? △ ◎ 追跡精度 カスタマー対応の工数削減が必要か? △ ◎ 顧客層 個人客か法人か?住所環境は? ◎ ◎(法人向け) 通関処理 商品に規制はあるか?インボイス処理の知識はあるか? △ ◎ 併用戦略も有効 実際には「どちらか一方」に絞るのではなく、併用戦略が有効です。 また、近年は配送代行サービス(3PL)や海外倉庫の利用も増えており、発送の柔軟性が高まっています。 […]