インターネットの普及とともに、個人でも手軽に海外へ商品を送れるようになりました。しかし、国際配送には国内配送とは異なる“落とし穴”がたくさんあります。
この記事では、国際配送でよくあるトラブル事例とその対処法を、実際の体験談や専門家のアドバイスをもとにご紹介します。これから海外発送を始める方は必見です!
トラブル1:荷物が届かない・遅延している
原因
- 通関での遅れ
- 現地の天候・ストライキ
- 書類不備や住所ミス
対処法
- 追跡番号の確認:追跡サービスで現在地を確認。
- 通関書類のチェック:CN22やインボイスが正確か見直す。
- 現地配送業者に問い合わせ:日本の業者経由で現地の配送状況を確認できる場合も。
予防策
- 追跡機能付きの配送方法を選ぶ
- 住所は英語表記で正確に(特にZIPコードと都市名)
トラブル2:関税や追加料金が請求された
原因
- 受取人負担の関税が予想外に高額だった
- ギフト表示の誤用
- インボイスの金額が適切でなかった
対処法
- 発送前に税関情報を確認:各国の関税ポータルで税率を調べる
- DDP(関税込込)配送を検討:受取人側の負担をなくす方法もある
予防策
- 商品価格を正確に申告
- ギフトと記載する場合でも商用目的でないことを明確に
トラブル3:中身が破損・紛失していた
原因
- 梱包が不十分
- 国際輸送中の雑な取り扱い
- セキュリティ検査時の開封
対処法
- 配送保険の請求:配送業者や保険会社に連絡し、補償手続きを
- 写真記録の提出:発送前にパッケージの写真を残しておくと有効
予防策
- 二重梱包+緩衝材の使用
- 壊れやすいものには「FRAGILE」ステッカーを
- 高額品は必ず保険をつける
トラブル4:禁止・制限品を送ってしまった
原因
- 各国の輸入規制を知らなかった
- 「大丈夫だと思った」感覚で送ってしまう
対処法
- 荷物が返送された場合:原因を確認し、必要であれば再送(送料自己負担の可能性あり)
- 税関に連絡:状況によっては保管期間内に対処すれば解決できることも
予防策
- 各国の「輸入禁止・制限品リスト」を事前にチェック
- 化粧品、食品、リチウム電池などは特に要注意
トラブル5:現地での受け取りトラブル
原因
- 配達時の不在
- アパートの表札と名前が違う
- 配送会社のルール(例:本人確認書類が必要)
対処法
- 不在票の確認と再配達依頼:現地の言語に不安がある場合、翻訳アプリでサポート
- 現地の連絡先を伝えておく:受取人がすぐに対応できるように
予防策
- 受取人に追跡番号を事前共有
- 配達予定日を事前に知らせる
- 署名不要の配送オプションも検討
まとめ|事前の準備で8割は防げる!
国際配送は、トラブルのリスクがある一方で、適切な準備をしておけばスムーズに進めることができます。
一番大事なのは、「送る前の情報収集と確認作業」です。
✅ 正確な住所と書類
✅ 適切な梱包と保険
✅ 送り先の国のルール確認
海外のお客様との信頼関係を築くためにも、丁寧な国際発送を心がけましょう!
※本記事の情報は執筆日時点のものです。今後サービス内容や料金等が変更される可能性がありますので、最新情報は各公式サイトでご確認ください。