越境ECで売上が伸びてきた!…でも、海外のお客様から「商品が届かないんだけど?」というメッセージが届いて冷や汗…。そんな経験はありませんか?
国際配送は、国内よりも距離もステークホルダーも多く、思わぬトラブルに見舞われがち。今回は「国際配送トラブルの主な原因」と「スムーズな対応マニュアル」、そして「追跡番号の賢い活用術」までをまとめました。
📦 よくある「商品が届かない」原因5つ
- 配送遅延(通関・天候・繁忙期など)
→ 国際配送では「予定より5〜10日遅れる」のはよくある話。特に通関手続きや現地の祝日などで止まることも。 - 住所不備(番地抜け、郵便番号ミスなど)
→ 多いのがアパート番号抜け。特にアメリカでは“Suite #”“Apt #”を忘れると不在扱いになりがち。 - 荷物紛失(倉庫・通関・配送中でロスト)
→ 転送倉庫やハブで「一時的に見失われる」ことも。まれに完全紛失もあり。 - 配達済表示なのに届いていない(盗難 or 配達ミス)
→ アメリカなどでは玄関置き配が主流。盗難や配達員の間違いで他の家に届けられることも。 - 税金や関税で保留中(受取人が対応していない)
→ 受取人が関税支払い通知に気づかず、荷物が保留または返送されるパターンも。
🔍 追跡番号をフル活用する3つのコツ
- 「どこで止まっているか?」を可視化
→ USPS、Royal Mail、La Posteなど、現地の郵便局サイトでも追跡可能。
→ 17track.net や ParcelsApp などのグローバル追跡サービスも便利! - 配送ステータス別の対応マニュアルを用意
例:- 「In Customs」→ 通関中、数日待つよう案内
- 「Attempted Delivery」→ 不在票や郵便局問い合わせを依頼
- 「Delivered」→ 置き配写真の確認依頼+近隣住民への聞き取り提案
- メールやチャットで共有しやすいよう、URL+簡易翻訳を添えて案内
例:
“According to the tracking information, your package was delivered on March 28. If you have not received it, please check with neighbors or your local post office.”
🛠 紛失・遅延トラブルへの対処ステップ(セラー編)
Step1:追跡情報を確認 → 配達ステータスを把握
Step2:お客様へ状況説明+対応策を案内
Step3:補償対象なら配送業者へ調査依頼 or 保険請求
Step4:返金・再発送など柔軟なカスタマーサポート対応
Step5:今後のために配送方法や保険の見直しを検討
💡 トラブルを未然に防ぐための予防策
- 番地・電話番号などの住所フォーマットを注文時に明確化
- 発送後に追跡番号+追跡リンクを必ず送信
- 高額商品には追跡+保険+署名受取オプションをつける
- 紛失補償付きの配送会社を選ぶ(例:DHL Express, FedExなど)
📝 まとめ
国際配送は、予期せぬトラブルの宝庫。でも、追跡番号を味方につけ、冷静に対処すれば多くの問題は「未然に防げる or スムーズに解決」できます。
越境ECにおいて「配送トラブル時の対応力」は、信頼されるショップかどうかの大きな分かれ道。事前準備と丁寧なコミュニケーションで、安心して海外のお客様と繋がっていきましょう!