海外のバイヤーに信頼される「トラブル対応術」
~信頼はトラブルの“その後”に生まれる~ 海外との取引において、トラブルは避けて通れないものです。納期の遅れ、品質の問題、通関でのトラブルなど、大小さまざまな問題が発生します。しかし実は、こうしたトラブルが「信頼を深めるチャンス」になることもあるのです。 今回は、海外バイヤーから「この会社とは今後も付き合いたい」と思ってもらえる、トラブル時の対応術をご紹介します。 1. まずはスピード。「反応が早い=信頼できる」 バイヤーが一番不安に感じるのは、「相手の状況が分からないこと」です。メールを受け取ったら24時間以内に返信を心がけましょう。即答できない場合でも、「確認中で、〇〇日までに改めてご連絡します」と伝えるだけで、安心感を与えられます。 ポイント: 2. 「事実」と「感情」を切り分けて伝える トラブルが起きたときに感情的なやりとりになると、信頼関係が一気に崩れます。冷静に、かつ誠実に対応することが重要です。 悪い例: “We are not responsible for the delay. It’s the shipping company’s fault.” 良い例: “We apologize for the delay. We understand the inconvenience this may cause, and we are working closely with the shipping company to resolve it as soon as possible.” ポイント: 3. 「代替案」と「行動」をセットで提示する […]