ネットショップやECプラットフォームで商品を販売する際、つい見落としがちなのが 「商品名に使ってはいけないNGワード」 の存在です。
「別に悪気はないし、説明のために書いただけなのに…」
そんな軽い気持ちで入力したワードが、実は アルゴリズムにとっては危険ワード扱い になり、検索非表示・出品停止などにつながってしまうこともよくあります。
今回は、出品者が特に気をつけたい NGワードの代表例と、その背景 をわかりやすく紹介します。
■ なぜ商品名にNGワードがあるのか?
理由はとてもシンプルで、安全性の確保と法規制への対応のため。
ECサイトは国や地域の法律に従う必要があり、販売が制限されている商品・誤解を生む表現・危険物の可能性がある語句などをあらかじめフィルタリングしています。
出品者としては「普通の雑貨」「ただのアクセサリー」を扱っているつもりでも、使った表現が“危険物扱い”として判定されるケースもあります。
■ 代表的なNGワード例と理由
● knife(ナイフ)
商品が包丁ではなくても、
「ナイフみたいにシャープなデザイン」
などと書くと、刃物カテゴリに誤判定される可能性があります。
● drug(ドラッグ/薬物)
化粧品やサプリ系商品でも、商品説明と混ざってしまうと
「医薬品扱い」や「薬物関連コンテンツ」と認識されることがあります。
● ivory(象牙)
アクセサリーやカラー名として使われがちですが、
象牙は多くの国で規制対象。
“象牙製品の販売”と誤認される可能性 があるため、特に海外ECでは避けたいワードです。
■ 他にも気をつけたいNGワード
- gun / pistol / weapon(銃火器関連)
→ 形容表現でもNGになることが多い - explosive / fire / fireworks(爆発・火薬関連)
→ 安全規制を回避するため - brand名の無断使用(Apple、Nikeなど)
→ 商標権侵害として弾かれる - medical / prescription(処方箋・医療効果の示唆)
→ 医療広告規制に抵触する場合あり - fake / replica(偽物を示唆する語句)
→ 出品停止の原因に
■ NGワードを避けるコツ
✔ 色名や形容詞を置き換える
例:「ivory → オフホワイト」「knife-like → スリム形状」
✔ 比喩表現を控える
「銃のように強いパワー」→「力強いパワー」
✔ 専門用語は説明欄に回す
タイトルは特にアルゴリズムのフィルタを受けやすい部分。
✔ プラットフォームごとのガイドラインを確認
Amazon、楽天、メルカリなど、NGワードは微妙に異なります。
■ 商品名は「SEO」よりも「安全性」優先
つい“検索されやすさ”を意識してキーワードを盛り込みたくなりますが、
NGワードを使ってしまって 検索非表示になれば逆効果 です。
商品名は
「誤解を生まない・規約に触れない」
これを第一に考えるだけで、トラブルの多くを避けることができます。
■ まとめ
商品名に使うたったひとつの単語が、
出品の可否や検索順位に大きな影響を与えることがあります。
特に今回紹介したような
knife / drug / ivory のようなリスクワードは、
「普通の言葉」として使いがちな点が落とし穴。
商品販売において、言葉選びの慎重さは信頼にもつながります。
ぜひあなたの商品タイトルにも“NGチェック”を取り入れてみてください。
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