――「祝日を制する者が、物流を制す」
海外向けECや国際配送を行っていると、「なぜこの国だけ遅れるの?」という疑問に必ずぶつかります。
その答えの多くは、祝日と国民性にあります。
今回は、アメリカとヨーロッパ主要国を中心に、
「配送事情 × 祝日のリアル」を分かりやすくまとめます。
アメリカ:動き続ける物流大国、止まるのはこの日だけ
アメリカ合衆国は、世界でも屈指の物流効率を誇ります。
UPS・FedEx・USPSといった巨大キャリアが、土日含めて稼働するのが基本です。
特徴
- 平常時の配送スピードは非常に速い
- 倉庫・配送センターは24時間体制が多い
- EC消費量が多く、ピーク時の波動も大きい
要注意の祝日
アメリカの祝日は数自体は少ないですが、影響は極端です。
- 独立記念日(7/4)
- 感謝祭(11月第4木曜)
- クリスマス(12/25)
特に感謝祭〜ブラックフライデー〜年末は、
「遅延しない方が奇跡」
と言われるほど物流が逼迫します。
ヨーロッパ:国境よりも祝日が壁になる
ヨーロッパは一見「ひとつの市場」に見えますが、
配送事情は国ごとにまったく別物です。
ドイツ:正確だが、休むときは完全停止
ドイツは、
「時間厳守・ルール厳守」の国。
- 平日の配送品質は非常に高い
- しかし日曜・祝日は原則配送ゼロ
宗教祝日(復活祭・聖霊降臨祭など)は州ごとに異なり、
突然“止まる州”が発生する点に注意が必要です。
フランス:ストライキという不確定要素
フランスの物流で外せないのが、
祝日+ストライキ文化。
- 祝日数が多い(年間11日以上)
- 労働者の権利意識が高く、配送遅延が起きやすい
特に以下の時期は要警戒です。
- メーデー(5/1)
- 革命記念日(7/14)
- 年金改革・法改正絡みの突発スト
イギリス:日本に近いが油断は禁物
イギリスは、
ヨーロッパの中では比較的「読みやすい」国です。
- 祝日はBank Holidayとして明確
- 配送会社の事前アナウンスが丁寧
ただし、
クリスマス前後は完全に止まる
(12/25・26はほぼ全滅)点は日本以上です。
ヨーロッパ共通の落とし穴:「国境 × 祝日」
欧州連合内では関税は簡略化されていますが、
祝日は共通ではありません。
つまり、
- 発送国:平日
- 経由国:祝日
- 到着国:通常稼働
という“見えない停止”が頻発します。
結果として、
追跡番号は動いているのに、荷物が進まない
という現象が起きます。
実務で使える対策3選
- 祝日カレンダーを国別に管理する
- 「通常+1〜3営業日」を常に想定
- 顧客への事前説明でクレームを防ぐ
特に海外ECでは、
遅れたことより「知らされていなかった」こと
が不満の原因になります。
まとめ:海外配送は「文化理解」が8割
国際配送は、単なる距離やスピードの問題ではありません。
- 働き方
- 祝日の意味
- 国民の価値観
これらを理解することで、
配送トラブルは“予測可能な事象”に変わります。
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