― 出品できない・突然止まる、その原因は「登録不足」かもしれない ―
「Amazon.comに出品したいだけなのに、
なぜFDAの話になるの?」
Amazon USAで販売を始めた多くの日本企業・個人事業主が、
最初につまずくポイントがここです。
実は、Amazon USAで特定商品を販売するには、
FDA登録が事実上の必須条件になっています。
この記事では、
- なぜAmazon USAでFDA登録が必要なのか
- 登録が必要な商品カテゴリ
- 登録していない場合のリスク
- スムーズに販売するための実務ポイント
を分かりやすく解説します。
Amazon USAとFDAの関係とは?
Amazon USA(Amazon)は、
米国規制を非常に重視するプラットフォームです。
特に、
FDA(Food and Drug Administration)の管轄商品については、
- 出品時の事前確認
- 書類提出
- 販売中のモニタリング
を厳格に行っています。
つまりAmazonは、
👉 FDA規制を守っていない商品を販売させない仕組み
を構築しているのです。
FDA登録が必要になる主な商品カテゴリ
Amazon USAで、FDA登録が関係する代表的な商品は以下です。
● 食品・飲料・サプリメント
- 加工食品
- 健康食品
- サプリメント
👉 食品施設登録(Food Facility Registration) が必要
● 化粧品・スキンケア製品
- クリーム
- 化粧水
- シャンプー
👉 製造者・販売者情報がFDAデータベースで確認されます
● 医療機器・ヘルスケア機器
- マッサージ機
- 体温計
- 医療用途と誤認される商品
👉 医療機器登録+製品リスティング が必要なケースあり
FDA登録をしていないとどうなる?
FDA登録が不十分なままAmazon USAで販売すると、
次のような事態が起こります。
- 出品審査で却下される
- 突然リスティングが停止
- 商品ページが削除
- アカウント健全性の低下
- 在庫がFBA倉庫で保留・廃棄
特に怖いのは、
「理由が分からないまま停止される」 ことです。
Amazon側は
「FDA要件を満たしていない可能性がある」
という表現しかしないケースも少なくありません。
AmazonはFDA登録をどう確認しているのか?
Amazonは、
- FDA登録番号
- 会社名・住所
- 製品カテゴリ
を、FDA公式データベースと照合しています。
ここで問題になるのが、
- 英語表記の違い
- 住所の省略
- 登録情報の未更新
👉 登録はしているのに“未登録扱い”される ケースです。
Amazon USAで売るための実務ポイント
✔ 先にFDA登録を済ませる
Amazon出品前に、
- FDA登録
- 年次更新(または隔年更新)
を完了させておくと、トラブルを大幅に減らせます。
✔ Amazon用の表記を意識する
- 会社名(英語)
- 住所表記
- 製造者・販売者の役割
は、FDA登録情報と完全一致させましょう。
✔ FBA利用時もFDA責任は免れない
FBAを使っても、
- FDA登録義務
- 製品責任
は 販売者側 にあります。
「Amazonが管理しているから大丈夫」は通用しません。
FDA登録はAmazon USA販売の“入場券”
Amazon USAでの販売は、
FDA登録が整って初めてスタートラインに立てます。
- 登録がない → 売れない
- 登録が不完全 → 突然止まる
- 更新忘れ → 販売継続不可
という現実を、ぜひ早めに理解しておきましょう。
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