eBayやShopifyなどで越境ECを行っていると、アジアの中でも特に安定して売れる市場のひとつが「シンガポール」。
「アジアなのに英語で大丈夫?」「名前や住所の書き方はどうすれば?」といった疑問を持つ方も多いかと思います。
今回は、シンガポールが“英語圏”としてどう位置づけられるのか、また発送時の表記ミスを防ぐためのポイントをわかりやすく解説します。
✅ シンガポールは英語圏?答え:Yes!
シンガポールの**公用語は4つ(英語・中国語・マレー語・タミル語)ですが、
ビジネス・教育・行政においては英語が事実上の“第一言語”として使われています。
✔ シンガポールの特徴:
- 学校の授業は英語(英語が堪能な国民が多い)
- eBayなどでの取引も英語が基本
- 宛名・住所・連絡先もほとんどが英語表記
つまり、越境ECでシンガポールに発送する場合、英語で記載すれば問題なし!
🚚 宛名・住所の書き方で気をつけたいポイント
1. 名前の順番は「名 → 姓」
日本とは逆で、英語圏の一般的な順序「名(First name)→ 姓(Last name)」で書きましょう。
例:
正:Ken Tan
誤:Tan Ken
2. 住所は建物名+番地+郵便番号の順番で英語記載
正しい住所例:
nginxCopyEditKen Tan
Blk 123 Clementi Ave 3 #05-67
Singapore 120123
💡 ポイント:
- 「Blk(Block)」や「#(部屋番号)」の表記は現地でも一般的
- 郵便番号(6桁)は必ず記載(これが抜けると配達不能になることも)
- シンガポールは1都市国家なので、都市名や都道府県名は不要
3. 住所は英語で入力・印刷すること
eBayやShopifyなどの自動住所入力では、シンガポールの購入者も英語で入力してくれることが多いです。
ただし、場合によっては中国語表記のままの注文が入ることもあるので、発送伝票は必ず英語に直して印刷しましょう。
🧾 発送伝票・インボイスに関する注意点
- 名前・住所ともに英語表記が基本(漢字・カタカナNG)
- DHLやFedExなどを使う場合は、ラベル印刷前に順番と表記をチェック
- 電話番号も国際形式で記載(+65〜)
❌ 表記ミスによるトラブル例
ミスの種類 | 起こり得る問題 |
---|---|
姓名逆転 | 宛名不一致で通関で止まる・返送される |
漢字で宛名 | 配達不能になることがある |
郵便番号抜け | 誤配送・遅延・住所不明で返送 |
✅ シンガポール向け発送:表記チェックリスト
- 名前の順番は「名 → 姓」か?
- 住所は英語で表記されているか?
- 郵便番号(6桁)が記載されているか?
- 配送ラベルの印刷時に自動翻訳が混じっていないか?
- 電話番号の国番号は+65になっているか?
✉ まとめ:英語圏として対応すればOK。でも油断は禁物!
シンガポールは英語圏として対応すれば基本的にトラブルは少ないですが、名前の順序や住所の表記ルールを油断せず確認することが大切です。
「東南アジア=英語が通じにくい」と思い込んでしまうと、むしろ逆にミスが起こることも。
きちんと英語対応することで、シンガポールのリピーター顧客を着実に獲得できます。
※本記事の情報は執筆日時点のものです。今後サービス内容や料金等が変更される可能性がありますので、最新情報は各公式サイトでご確認ください。