〜知らずにトラブルになる前に!出荷前にチェックすべきポイント〜
オンラインで簡単に配送ラベルを発行できる便利な時代。越境ECや海外向けの個人発送でも、FedEx・UPS・USPSといった主要な配送会社を利用している方は多いですよね。
しかし、意外と知られていないのが「配送ラベルには有効期限がある」という点。発行したラベルを放置していたら、いざ使おうとしたときに「使えなかった…」というケースも。
今回は、各社のラベルの有効期限と、実務上気をつけておきたいポイントをわかりやすく解説します。
■ FedEx:基本は 発行日から10〜14日以内が目安
FedExでは、公式に「有効期限は〇日間」と明記はしていませんが、実務上は「発行日から10日〜14日以内」が推奨期間とされています。
✓ システムによっては、一定日数を過ぎると自動で無効化される
✓ 10日以上経過したラベルは、集荷・ドロップオフ時に拒否される可能性あり
✓ 特に「Shippo」「EasyPost」など外部サービスを使った場合は、有効期限がさらに短く設定されていることもあるので注意
■ UPS:ラベル発行日から14日以内の使用が推奨
UPSの場合は、公式ガイドラインで「ラベル発行から14日以内の使用を推奨」とされています。
✓ 14日を超えると、スキャン時にエラーになることがある
✓ 一部の集荷担当者は14日以内であれば問題なく受け取るが、保証はされない
✓ 再発行は可能だが、ラベル番号が変更になる場合あり
注意:UPSはプリペイドラベルなど特別なラベルの場合、別の有効期限ルールがあることもあります。
■ USPS:原則として 発行日から「28日以内」が目安
USPS(米国郵便公社)は比較的ラベルの有効期限が長く、基本的には「発行日から28日以内」での使用が推奨されています。
✓ 30日を過ぎたラベルでも一部のポストでは受理されてしまうことがあるが、配達保証されない
✓ 無効ラベルで発送してしまうと、宛先不明で返送 or 追加料金請求されることも
✓ 特に「First Class」「Priority Mail」はスキャン日=発行日から大きくずれるとトラブルのもと
■ 共通して気をつけたいポイント
- ラベル発行=発送予約 ではない
発行した時点では「まだ配達契約は成立していない」状態です。実際に配送が始まるのは、荷物がスキャンされてから。 - 荷物が出せないならキャンセルを
使わない場合、可能であればラベルをキャンセルして返金を受けましょう(特にPayPal経由のラベル発行などは要チェック)。 - Shippo・Stamps.comなどの外部サービスは有効期限が短めに設定されていることも
発行元によってポリシーが異なるため、サービスごとのガイドを確認しておくのがベスト。
■ まとめ:ラベルは「発行したら即発送」が鉄則!
配送ラベルには明確な「使用期限」は表示されていないことが多いため、うっかり放置してしまうことも。しかし、スキャン前に期限切れとなっていると、発送拒否や追加料金・返送など思わぬトラブルになりかねません。
越境ECや海外発送を行うなら、「ラベルは発行したらすぐに使う」「使わなかったらキャンセル処理する」——この基本を押さえて、トラブルを防ぎましょう!